倫理観ちゃんのブログ

最高の人生にする

2019-01-01から1年間の記事一覧

苦しまずに死ねると思うな

あたしは出来るだけ穏やかに死にたいけれど、恐らく神様は、あたしみたいな人間のそんな希望は聞いちゃくれないだろう。多分あたし、誰かに腹を刺されて死ぬ。それは、あたしが切ったセフレかもしれないし、それともその子のことを好きな女の子かもしれない…

Please kill me by yourself.

「今日、あなたの隣で寝ながら、あなたと手を繋いで家に帰る夢を見たの」 ずっと好きだった あたしはあたしを誤魔化してきたけど ずっと彼のことが好きだった 前来たときよりも片付いた部屋に あたしではない女の影を見つけた気がして悲しかった 彼がお風呂…

セックスは救済ではない

ベッドの上、全裸のあたしを見下ろしながら 顔と名前と性癖ぐらいしか知らない男が言う 「かわいいね」と「好きだよ」はあたしにとって呪いであると同時に命綱であることを悟った。いつもあたしは自分がこうなってしまったのを誰かのせいにしてきたけれど ま…

セフレって

セックスするために会うフレンドなのか セックスもするフレンドなのか どっちだろうね

人はどこでこちら側とあちら側に分かれるのか

恋愛なんて出来ないって、分厚い牛タンを焼きながらあたしの目の前で乾いたように笑った彼も あたしとのセックスが一番気持ちよくて、他の人とセックス出来なくなった、ってあたしを抱きしめて寝た彼も 人には言えないあたしの経歴を作り上げる発端となって…

似た者同士

あたしは他人の寂しさに人一倍敏感だと思うのだ それはきっとあたしが同じ寂しさを飼っているから感じ取れるのだろうと気付いた 昨日の彼はとびっきり寂しいのだろうなと思った 駅で待ち合わせてご飯を食べて一杯飲んで彼の自宅に向かった 4月だというのに雪…

メルトダウン トウキョウ

あたしの好きなひとはみんな東京にいる あたしの好きな お店も 街も 空気も 言葉も 全部東京には揃っている 首都高の横に並ぶガラス張りのマンションも 名古屋よりも少し早く満開になったピンク色の桜も 細身のスーツを着こなして気怠げに電車に乗り込んでく…

さよなら103号室

午前10時過ぎ、雲ひとつない3月の陽の光の下を鬱々とした気持ちで歩を進めた。彼に会いに来るたびに、こんなことするのはもう最後にしようと思う。でも彼に抱かれるたびに、「かもしれない」が確定に変わっていくのを感じる。 恋はするものではなくて、落ち…

呪いは水色

嘘みたいな居心地の良さで なんのためらいもなく彼に抱かれた 「やっぱりめっちゃいい匂いするよ」って甘い声で言ってあたしの首筋に鼻を埋めて緩い力で抱きすくめたまま鎖骨にキスした彼のことを好きじゃなくいられるのかもうわからない 彼女じゃない女を抱…

付き合う前にセックスするとかまじアホのやること

自分の中では結構割り切れていると思う ラインが来なくても まあどうせ違う女と会ってんだろって鼻で笑ってるし 適当な返信をされたら腹がたつから既読無視かスタンプだけを送って終わらせる 多分どっかで お前が今まで相手にしてきたちょろくてすぐにお前の…

セフレ未満の女になった話

Tinderをインストールして5分くらいで好みの顔の人とマッチした。好きを分散させるために相手になってチヤホヤしてくれる人がいればいいやあ、ってぐらいだったから、挨拶もそこそこに今日会える?って言ってきたその人をアホじゃないの?って思ってなんか理…