倫理観ちゃんのブログ

最高の人生にする

シングルA面の女の子

「仕事を頑張りたい」という気持ちと「仕事したくねえ!不労所得だけで生き延びたい」と思う相反する感情が、同時に存在するようになるということは社会人にならなきゃ分からなかった。そこでなんとか折り合いを付けていける女になりたいと思うこの頃です。多分あたしはしょっちゅう「仕事行きたくない〜うう〜」ってグデグデになることがあると思うんだけど、その時に過剰反応する男は嫌で、恐らく土日も家に帰ってきても仕事したりするんだと思うけど、あたしはそういう職種だって理解しているし、好きでやってるから、それに対しての不満を、あたしに対する心配に擬態させて投げ付けてくるみたいな男は最悪だと思っているのですが、この前会った男の子は「仕事そこまで一生懸命になれる女の子っていないから、本当に尊敬するし良いなって思う」って言ってくれたのが、すごい効いた。あたしは根っからの男脳で、数値が出るからには自分で恥ずかしくない結果を出したいし、周りにも認められたい。それを「尊敬」という言葉で表現してくれたことが死ぬほど嬉しかった、多分。今まで付き合ってきた男って、尊重するフリして結局あたしを自分の支配下に置きたかっただけなんだろうなって思った。

そういうわけで、この前は「好きかも」ってスイッチの後アルコールが回って腕を組んでキスをしていた。

「ちゅーしていい?」って聞いたとき、ヒールを履いたあたしよりも、8センチくらい高い目線を落として首を曲げてキスしてくれたのが、また「好きかも」って思った。何にも言わずにあたしの電車のホームまで送ってくれたのが嬉しかった。幸せのハードル下がりすぎてて恐ろしいな。

どうせまたあたしのことなので半年ぐらいで飽きてしまう未来も見えるんだけど、追いかける恋愛しか向いてないような気がするんだけど、仕事頑張りてえ〜〜って思ってる時に、素っ気ない男を待っている間に割く脳みそのリソース無いなって思ってしまった。あたしのことを自分と同じ人間として評価してくれる人に彼氏として側にいて欲しいと思っている気がする。それは下に見るとか、逆に「凄いね、俺にはそんなことできない」って神格化?してくることも含めて、もう精神をすり減らしたくない。彼氏、じゃなくてもいいんだけど、セフレ、でもいいんだけどそれは別に。だけど彼氏という肩書にこだわりたくなるのは、その所属であるから不自由で無い場合もあるからなんですよ。例えば夜フラッと家に行く、旅行する、部屋にパジャマを置いていく、その行為のひとつひとつに理由を発生させなきゃいけない関係はそろそろ容量的に限界が来ているような感じ。

まとめちゃうと(これはもうずっと言いすぎて、友達にも笑われるくらいなんですけど)、風邪をひいた時に無条件でポカリ持って側にいてくれる存在が欲しくなったりする年齢になってしまったんだよなあ、ってしみじみ感じる23歳。哀愁、早くない?

まあでもすごく感じるのは、23歳ってもう学生じゃないし、皆間違えたくないんだろうなって伝わってくる。「中身をちゃんと見てから付き合いたい」とか中身とか会って3回で分かるわけなくない?いいけど別に。傷付く体力も精神力も多分ない人が多い、大学生に比べて。だからセフレとしてキープしとくのが楽なんだと思う。生身で人間とぶつかるの地獄すぎるし疲れるもんなあ。けど一般的に言う清く正しい恋愛が、いつも正解なわけではないとは思うけれど、でも一般的に受け入れられる恋愛は、最初からそのルートの入り口に立っていることは分かる。B面で収録予定だった曲がA面として発売されることは滅多にないのと同じ。あたしは昔からシングルのB面の、アルバムにも収録されないような曲をエンドレスリピートで聴いてるような女でしたが。あたしの自意識の強さは、A面で歌われるような扱いやすいものではないということです、日の目を見たいね。